Cafe de Panchito blog

西村秀人によるアルゼンチン、ウルグアイほかラテンアメリカ音楽について
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APL(アグスティン・ペレイラ・ルセーナ) 来日ツアーこぼれ話5

APL(アグスティン・ペレイラ・ルセーナ) 来日ツアーこぼれ話5

(5)ベト・カレッティ

 最初のイベントを終えたところで、小さいPAではあまりいいリバーブがかからないことに気がついたアグスティンは鎌倉公演の前に楽器屋でリバーブを買いました。ギターとPAに間に接続して使うやつで、3つほど調節可能なところがあるのですが、私は音響は全くわからないし、アグスティンも思ったよりわかっていない。結局鎌倉のリハーサルでそれぞれを上げたり下げたりしてギターの音がどう変わるか試す、というきわめて原始的な調整をしました。(そのまま私はPA席に座っていたわけで、何とも恥ずかしい話。)

 リバーブとチューナーをつないでアグスティンが言った傑作な一言:

「これでベト・カレッティへの第一歩だな」。

(ご存知の方も多いと思いますが、アグスティンはベトのブラジリアン・ギターの最初の先生であり、また非常にたくさんの装置をつけていることでも際立っているわけです。)

アグスティンはここ2年ほどベトとの共演でアントニオ・カルロス・ジョビン・トリビュートのライヴをジャズクラブでずっと続けています。今回は(プロデューサーには帰国日をちゃんと言ってあったはずなのに)帰国すぐにベトとジョビンを演奏する予定になっているようです。

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Beto Caletti(左)とAgustin(右)二人とも良い笑顔♪(写真提供: Beto Caletti)


追 記:
ブエノスで開催されたベトとのドゥオは問題なく盛況のうちに終了したそうです。
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【 2010/04/15 (Thu) 】 Agustin Pereyra Lucena | TB(-) | CM(-)

APL(アグスティン・ペレイラ・ルセーナ) 来日ツアーこぼれ話4

APL(アグスティン・ペレイラ・ルセーナ) 来日ツアーこぼれ話4

(4)バーデン・パウエル伝説

 アグスティンはパリなどでバーデンに何度か会っていますが、そんなに密な交流があったわけではありません。でもブラジルでかなり詳細なバーデン・パウエルの自伝が出ているのだそうで、その本の著者がアグスティンにもバーデンをどう思うか取材をしてきたそうです。その作者からアグスティンが聞いた話。

 映像や写真にも残っていますが、バーデンでは薬指と小指に火のついたタバコをはさんで演奏することがあります。でも1曲演奏する間中、そのタバコからは決して灰が落ちないのだそうです。

 もう一つ。バーデン・パウエルがある時果物ナイフでうっかり左の親指をざっくり切ってしまいました。傷が骨に達するかというほどの大怪我だったのに、バーデンは病院にも行きませんでした。2日後、コンサートのため現れた彼の左手の傷はすっかりなくなっていたそうです... もうほとんど都市伝説の域ですが、バーデンが主役だと何となく説得力があります。

 アグスティンはバーデンを真似て、昔薬指と小指の間にタバコを挟んでよく吸っていたそうです(日本ツアー中も時たま自然に薬指と小指の間に挟んで吸っていることがありました)。リオデジャネイロを旅した時、そうしてタバコを吸っていたら、「まあそのたばこの吸い方カッコいい」といって美人が2人話しかけてきたそうです。なぜかその美人2人はその後車でやってきた男性に声をかけられるとあっという間にアグスティンのもとを去って行ったそうですが、アグスティンはその後ブラジルにいる間ずっとタバコを薬指と小指の間に挟んで吸っていました。でもその後女の子が話しかけてくることはなかったそうです。


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2010年3月19日 Bar Cacoiでのイベントにて演奏するアグスティン
【 2010/04/14 (Wed) 】 Agustin Pereyra Lucena | TB(-) | CM(-)

アグスティン・ペレイラ・ルセーナ 来日ツアーこぼれ話3

APL(アグスティン・ペレイラ・ルセーナ) 来日ツアーこぼれ話3

(3)食事

 「日本に行ったら本物の寿司が食べたい」と言っていたアグスティンでしたが、普段の食事はきわめてアルゼンチン的でした。しかし5年ほど前に病気したときからコレステロールに気をつけるようになって、肉はそれほど食べなくなったようです。そしてサーモン以外の海産物はあまり得意ではない。そこでほとんどの食事がサンドイッチ・パン・パスタのどれかになります。食べる量も決して多くなく、移動→リハ→本番のサイクルで思うように食事が取れない上に、アグスティンの食生活にあわせていたので、我々の方がいつも空腹状態、結局数キロのダイエットに成功する結果になりました。

 一見健康に気を遣っているようなアグスティンですが、チョコレートが大好きで、パンのバターもたっぷり、コーヒーの砂糖もたっぷり。それだったら赤身の牛肉とかの方がよっぽど身体にいいんだけどなあと思いつつ、ピーナッツ・チョコやチロル・チョコ(バナナ味がものすごく気に入ったのですが、行く先々のコンビニでは二度と見かけませんでした)を差し入れておりました。

 名古屋で行った寿司屋ではけっこういろいろ食べていました。うなぎの握りは微妙だったみたいですが。それより驚いたのは箸の使い方が上手なこと。向こうの寿司屋で教わったそうですが、やはり手先が器用なのか今時の日本の子供たちよりよっぽど上手でした。


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お寿司を召し上がるアグスティン、お箸使い完璧です。

【 2010/04/13 (Tue) 】 Agustin Pereyra Lucena | TB(-) | CM(-)

3/27 アグスティン・ペレイラ・ルセーナ プラッサ・オンゼ公演セット・リスト

アグスティン・ペレイラ・ルセーナ プラッサ・オンゼ公演セット・リスト

2010年3月27日

第1部(ソロ)
1 六時の後に Despues de las seis
2 中世のテーマ~バロックのテーマ Tema medieval - Tema barroco
3 小さなワルツ Petit valse (Pequena vals)
4 サンバーデン Sambaden (- Tristeza)
5 バーデン・バーデン Baden Baden
6 宇宙の果て Confines - Ultimo llamado
7 イパネマの娘 Garota de Ipanema
8 悲嘆 Desolacion
9 デカルト通り Rue Descartes
10 透明 Transparente
11 ウン・トレス・デ・ドス Un tres de dos
12 プラケ・ショラール Pra que chorar
13 オサーニャの歌 Canto de Ossanha

第2部(ゲスト、松田美緒MA、久家菜々子KG、澤田穣治SJ)
1 静かな水 Agua serena (KG, SJ)
2 横柄なショーロ Choro insolente (KG, SJ)
3 アマゾンの飛行 Vuelo amazonico (KG, SJ)
4 平原 El llano (Planicie) (KG, SJ)
5 待つこと La espera (KG, SJ)
6 ドラリーゼ Doralice (MA)
7 彼らのおかげで Por eles (MA)
8 モロの嘆き~ア・フェリシダーヂ Lamento no morro - A felicidade (MA)
9 アバランダード Avarandado (MA, SJ)
10 明るい月 Luna clara (MA, KG, SJ)
11 生きていこう Vem viver (MA, KG, SJ)
12 ブラジルの水彩画 Aqualera do Brasil (MA, KG, SJ)
13 想いあふれて Chega de saudade (MA, KG, SJ)
14 ジェット機のサンバ Samba do aviao
15 偶然の出会い Encuentro casual (予定外ゲスト:小松亮太)
16 小船 O barquinho
17 盲人アデラルド Cego Aderaldo

4/20頃発売予定の世界の音楽雑誌・月刊「ラティーナ5月号」に山上周平さん(スパイラル・レコード)
によるライブ・レポートが掲載予定です。

その他のセットリストも近々UP予定です。
【 2010/04/11 (Sun) 】 Agustin Pereyra Lucena | TB(-) | CM(-)

アグスティン・ペレイラ・ルセーナ 来日ツアーこぼれ話2

APL(アグスティン・ペレイラ・ルセーナ) 来日ツアーこぼれ話2

(2)ギター

 今回アグスティンがどんなギターを日本に持ってくるか、気に留めていたいた方も多かったかもしれません。我々も気にはなっていたのですが、いざ空港で出迎えてみるとシンプルなソフトケースに入れたギターを1本抱えて下りてきました。普段もわりとぞんざいな扱いなので意外だったのですが、ツアー後半に聞いてみると...実は今回もってきたのはここしばらくずっと使っている量産品なのだそうで、途中までは機械で作って最後だけ職人の手仕事、というもので1台300ドル程度のものだそうです。でも遠出するから安いギターにしてきたのではなく、とても気に入っているのだそうで、お弟子さんたちみんなにも勧めているのだとか。良くご存知の方なら以前アグスティンがエストラーダ・ゴメスのギターを使っていたことを知っている方もあるかもしれませんが、あのギターはしばらく使っていたけど、結局納得いかなかったので売ってしまったそうです。

オフの日に神保町のギター屋さんにいってみました。結局買ったのはかなり軽く出来たギターのセミハードケース。帰りはそれにギターを入れ、荷物に預けていました(行きは機内に持ち込んで面倒くさかったみたいです)。預け荷物にして「大丈夫かいな?」と思いましたが、「弟子にもみんな同じギターを勧めたから、お礼に1台もらったんだよ。だから万が一壊れても大丈夫。」だそうです...。アグスティンはギターの空洞の穴の部分を自分の好みに合わせて大きくしたものを作ってもらっており、お弟子さんたちもそれを買うので今は通称「アグスティン・ペレイラ・ルセーナ・モデル」と呼ばれているそうです。

神保町のギター屋さんでは、以前トニーニョ・オルタが日本人の制作したギターを買ったという話を聞いて一生懸命調べていました。あまりに高いギターだったのでびっくりしていましたが、どんなギターだったのか興味があったみたいです。

ちなみにアグスティンがアルゼンチンからもってきたギターのソフトケースは我が家にそのまま残っています。


s-R0014611.jpg
このセミハード・ケースを買って、ギターは手荷物ではなく預け荷物にして帰国しました。
【 2010/04/10 (Sat) 】 Agustin Pereyra Lucena | TB(-) | CM(-)
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